口蹄疫

4月20日。
宮崎県で口蹄疫の疑い。

PFAのお友達はご存知だと思いますが、
とっても怖い病気です。

しかし、新聞(全国紙)やテレビでの扱いが少なくて、
どのような状態なのかわかりにくいですね。
風評被害を恐れて報道規制もされているようですが。

なかなか、正確な情報というのがえられないのですが、
身元のはっきりしている方の現地の方の声を転載させていただきます。


東国原英夫の一番弟子でお笑い芸人の
早川伸吾さんのmixi日記です。

早川伸吾さんの日記|口蹄疫

口蹄疫 全体に公開 2010年05月11日21:51

口蹄疫被害が拡大している、宮崎県の畜産農家の方の声です。

↓↓↓↓↓

今一番ありがたいのはこの現状を知ってもらうこと世論で政府を動かすしかもう手が無いんです。

消毒剤が圧倒的に足りません。

人手も圧倒的に足りません。

政府は“現場スタッフを国としても確保している”と発表してますが、一昨日までの現場スタッフ350人のほとんどは県のスタッフ。
九州農政局から3人の獣医師と20人のスタッフ、追加で30人の自衛隊。

農政局の獣医師はペーパー獣医師で現場しゃまともに牛に触ることも出来ない、
追加で来た自衛隊は4日出たら2日休み実質2/3の労力。
昨日から宮崎による確保と九州各県の応援により倍の 700人体勢に。

それでも殺処分対称の1割しか処分出来てません。
県も、保健所も、獣医師も、JAも、市町村も、休みなしで必死になって頑張ってます。

保健所の友人はGWどころか、発生からずっと休み無し、6〜21時の重労働。爪は割れ、消毒剤で手の皮膚が爛れ…、

それでも必死になって戦ってます。

知人の旦那さんも新婚、子供が産まれて初めてのGWも休み無しで頑張って
くれてます。

ホントに感謝しています。

それでも全然処分が追い付かないんです。

今、処分対称の10万頭のうち、20日間で処分が終わったのは1万頭にも届きません。

今1日の処分頭数が千頭。毎日発症する頭数の方が圧倒的に多いんです。

感染した牛は毎日10億個、豚は5兆個のウイルスを撒き散らします。感染拡大が止まりません。

4月末に発症した友人の農場では、今のペースでは5月内に処分出来るかどうかと言った所です。

全て殺されてしまう。それでも弱れば排出するウイルスが増える。だから、殺されるのがわかってても、毎日餌をやり、ビタミンをやり、あらゆる手を尽くして少しでも牛を健康に保とうとしてます。

でも、農場全ての牛に広がり、弱い子牛から次々に弱り、死んでいきます。

死んでも処理業者も出入りできないため、死体の上に大量の石灰を乗せても、腐敗し異臭を放ち始め、
それでも親牛は自分の子を一生懸命舐め、石灰を落とそうとします。

消毒剤の不足から、本来は牛に使わないような強い薬を大量に毎日浴びせられ、牛は毛が抜けぼろぼろになっていきます。

そんな中で、自分の家族同然の牛を殺す事も出来ず、飼い続けなければならないんです。

また、保健所や獣医師が殺処分現場に集中せざるを得ず、発症が疑われる農場の検査も出来ず、テレビや報道では50件80000頭となっていますが、俺が把握してるだけで発症の疑いがあり検査待ちの所があと40農場あります。

とにかく人手が足りないんです。

もう殺処分が追い付かないんです。首相が激甚災害に認定し、自衛隊を出さない限り、拡大は収まりません。

「その必要があるかどうかを関係閣僚と話し合い、必要とあれば検討する」とか言っ
てる場合じゃないんです!!

ワクチンと言う手も有りますが、現行の法律では使えず、
しかも大臣は「参院選後の国会で立案立法を…」
とか言ってますが、
その頃には国内の牛・豚・山羊・羊・鹿・猪…等の偶蹄類はいなくなってるでしょう。

皆さんにお願いです。

とにかく、今、宮崎で大変な事が起こってると言うことを、多くの人に伝えて下さい。

もう世論で政府を動かすしか方法がないんです。

資材機材も、人手も、予算も…

もう国に頼るしかないんです。

よろしくお願いします。

↑↑↑↑↑

悲しすぎる現実です。

1日でも早い終息宣言を心よりお祈り致します。

少しでも多くの方に知っていただければと思います。
本日までに累計で86例、殺処分対象累計80257頭となっています。

たしかに基本的に人間は口蹄疫に感染しません。
口蹄疫にかかった牛の肉や牛乳を摂取しても人体に影響はありません。
だからといって安心してはいけませんよ{!!}

ちなみに感染するとされている動物は次の通り
偶蹄類(牛、水牛、山羊、羊、鹿、豚、猪、カモシカなど)やハリネズミ、ゾウなど

ブタやハリネズミはペットで飼っている方もいますよね?
対岸の火事ではないのです
口蹄疫のおそろしいのは家畜の伝染病の中では最も伝染力の強い疾病でもあり、感染動物からの体液、分泌物、糞便との接触だけでなく病原体が付着した塵により空気感染もするということです。
放置していればどんどん被害の範囲が広がる可能性があります。
できればすぐに殺して焼くか埋めると言う事になりますが、
出来る限り移動距離も少なくしなくてはなりません。
これは多くの人手を要しますが人の移動で感染する可能性もあるので関係者の移動は制限されます。
すべての畜患を処理し、潜伏期(およそ10日)が過ぎるまで油断はできません。
4月20日に発生してから22日目の5月12日にも感染の疑いがある牛・豚の報告がありました。
畜産業者への被害は甚大です。

野生の動物に感染したら大変な事になりますよ⇒口蹄疫

宮崎県の現状把握には宮崎県を御覧ください。
義援金も募っています⇒
宮崎県:口蹄疫被害に対する義援金を募集します

もしくはふるさと宮崎応援サイトから申込書をダウンロードしてFAXで寄付申し込みをする。

後者は、5000円以上になりますが、税法の規定に基づき以下の寄付金控除の優遇税制を受けることができます。宮崎県から発行される領収書を添付し確定申告をしてください。

宮崎日日新聞社に応援メッセージ欄があったのでよかったらみなさん応援メールしてください。お願いします。
kouteieki@the-miyanichi.co.jp

うまい文章がかけなくて恥ずかしいのですが、
とにかく多くの人に知っていただきたいのです。
新聞も全国紙でのとりあげ方はとても小さいので情報量が少ないのです。
興味を持っていただけた方は、googleで「口蹄疫」を検索するとたくさん出てきます。
なにが起こっているのかを知ってください。
これ以上拡がらないようにするにはどうすればいいか?という危機感は持ってください。

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