いろいろやったので備忘録。
小田急ケーブルテレビでインターネットにつないでいた時はグローバルIPが2つ割り当てられるという豪華な環境だったので、自宅サーバーをたてるのに何の苦労もいりませんでした。
サーバー機は液晶の割れたPowerBook G4 12inchでパーソナルWEB共有にチェックを入れるだけ。
便利に使っていたのだが、サービス終了という事でauひかりに乗り換えを余儀なくされました。
インターネットへの接続は快調{!!}…だったのですが、自宅サーバーに接続できなくなってしまいました。
見ることもできますが
- LAN内のIP直打ち → xoopsが扱えない
- 匿名プロキシを通す → めちゃくちゃ遅い
ってのがあったので断念し、レンタルサーバーに手を出しました。
(ドメインが欲しかったからちょうど良かったのかも)
しかし、自宅サーバーの中には古いブログが埋まっているのでいつかはそれを取り出したいと思っていたのでした。
で、急に思い立ったのでやることに{キラキラ笑顔}
まず、ネットワークの構成を変える事に。
auひかり ギガ得プラン
BL190HW(ひかり親機兼ルーター)
AirMacBaseStation(無線ルーター)
スイッチングハブ
PowerBook G4 12inch(サーバー MacOS X 10.4.11 Tiger)
MacBook アルミ 13inch (クライアント MacOS X 10.6 Snow Leopard)
PowerBook G4 12inch(クライアント MacOS X 10.4.11 Tiger)
iBook DUAL USB (クライアント MacOS X 10.4.11 Tiger)
….ほかWindows(XP,Vista)、EPSON無線LANプリンタも含みクライアント数台
図1
※スペースの関係で描ききれなかったクライアントが数台、無線か緑のラインでぶら下がっている。
※他にBL190HWにテレビやブルーレイが直接繋がっている。
とりあえず、図1の様に配線。
A)サーバー機のネットワーク設定
Eternetポート
DHCP参照にしておくと電源が落ちた時にアドレスがかわってしまうので、
手動で192.168.0.40に設定。
あまり小さな数字はDHCPとバッティングしそうなので少し大きめに。
AirMacポート
こちらももろもろの事情で手動設定。
実は便利になるのでAppleTalkをONに。
ついでに共有設定も。
B)サーバー機でBIND9 DNSの設定
DNS自体はMacOS Xに入っているので、WebminをつかってDNSを設定します。
Safaiのアドレス部分にlocalhost:10000と入力。
Webminをインストールした時に設定したユーザー名とパスワードを入力してログインする。
B-1)順引きゾーンの設定
ゾーンの種類 → 順引きのラジオボタンにチェック
ドメイン名/ネットワーク → DDNSでげっとしたドメイン名(うちは「xxx.gotdns.org」でした)
マスターサーバ → ns.xxx.gotdns.orgという名称にした
E メール アドレス → 一般的にpostmasuter@ドメイン名だが@は「.」にしておいた方がいいらしい
入力し終わったら「作成」をクリック。
[u]ゾーンリストにもどる[/u]をクリック。
B-2)逆引きゾーンの設定
新規のマスターゾーンを作成をクリック。
ゾーンの種類 → 逆引きのラジオボタンにチェック
ドメイン名/ネットワーク → サーバーのLAN側IPアドレスを入力します…って、全部入力してしまいそうになりますが、最後一桁ぶんは入力せずにおきます。
マスターサーバ → ns.xxx.gotdns.org(順引きと同じ)
E メール アドレス → postmasuter.xxx.gotdns.org(順引きと同じ)
入力し終わったら「作成」クリック。
ゾーンリストにもどるをクリック。
B-3)逆引きアドレスの設定
192.168.0をクリック。
逆引きアドレス(0)をクリック。
アドレス → サーバー機のIPアドレスを今度は全部
ホスト名 → xxx.gotdns.org. (最後にピリオドをつけること)
入力が終わったら「作成」をクリック。
同様に2つ逆引きアドレスを作成。
ns.xxxgotdns.orgだけを作れば良いのかもしれません。
ambsxxx.gotdns.orgはAirMac Base Station用(ひょっとして使うかも〜とおもって)
C)DNSの起動
TigerはWebminで起動設定が出来ないのでちょこちょことやることがあります。
ターミナルを起動して
sudo /usr/sbin/rndc-confgen -a
と入力する。
管理者パスワードを入力する。
/etc内にrndc.keyができあがります。
Finderの「移動」から「フォルダへ移動」を実行し、/etcと入力する。
named.confをデスクトップにコピーする。
デスクトップのnamed.confを選択して「⌘+D」でオリジナルをとっておく。
named.confをmiなどのテキストエディタで開く。
60行目か61行目あたりに、以下の4行の記述があるので、これを消して保存する。
key rndc-key {
algorithm hmac-md5;
secret "xxxxxxxxxxxxxxxxxxxx";
};
ファイルを閉じてnamed.confを/etcに戻す。
アラートがでるが、「認証」をクリック。
「既に存在しています」と注意がでるが、「置き換える」をクリック。
パスワードを求められるので管理者パスワードを入力する。
置き換えが終わったら、named.confをクリックして「⌘+I」。
アクセス権を修正する。
オーナー → システム
グループ → wheel
WebminのBINDにもどってStart BINDをクリック。
このままだと再起動したらBINDは止まってしまうので、
サーバーが起動した時にBINDが動くようにする。
ターミナルを起動し、以下のコマンドを入力する。
sudo launchctl load -w /System/Library/LaunchDaemons/org.isc.named.plist
(一行です)
管理者パスワードを入力する。
このままだと動きがとろいので、WebminのBINDにもどって転送をクリック。
左側にプロバイダのDNSを入力する。
「転送元のサーバから応答がない場合は…」 → 「いいえ」をチェックする。
入力したら保存をクリック。
入力するDNSの調べ方
Safariで192.168.0.1にアクセス。
左側の「情報」をクリック。
「現在の状態」をクリック。
したの方にDNSの表示がある。
Apply Configurationをクリック。
これでOK。
D)AirMac BaseStationの設定
DHCP参照にしておくと電源が落ちた時にアドレスがかわってしまうので、
手動で192.168.0.50に設定。
DNSは上記で設定したBINDのアドレス。
E)クライアントの設定
DHCP参照で。
これでとりあえず、自宅のパソコンから自宅サーバーを見ることができるようになりました。
なおかつ、AirMacでも繋がっているのでafpが使えて便利。
はぁ、疲れた。
コメント